子供とアニメを見ていて思ったことがあります。

それは、

 「アニメでよく出てくる対決場面は戦力の逐次投入ばっかり。
  戦略としては間違ったものを幼いころから刷り込んでいるが、
  これで日本は大丈夫なのだろうか」

ということ。

たとえば、ウルトラマン
怪獣(ターゲット)は非常に分かりやすい存在。どこからでも見える位置にいる。
ウルトラマンは、まず巨大化して怪獣と正対して、真正面から致命的な打撃を与えることのない攻撃を加える。
色々やってなかなか倒せないとわかったころにようやく光線(最大の武器)で決定的な打撃を与える。

他にもいろいろありますが、「こうなったらしょうがない、最終兵器を出そう」というシーンはよくあります。
その前に順番に色々出しては役に立たなかったのですが。

日本陸軍の失敗に限らず大きな敵に対して「戦力の逐次投入」が禁じ手なのはほぼ常識。
にも関わらず、子供向けの番組で表現される対決は逐次投入してばっかり。

ウルトラマンでいううと、
怪獣の死角に突如現れて、いきなり光線で致命傷を与えてしまう、という戦いが、
戦略的にはもっとも美しい勝利ではなかろうか。

ストーリー的には盛り上がらないけど。